住宅ローンをたくさん借りると儲かる、というケースは確かに存在します。
しかし、それが成立するのは限られた条件のみです。
それは指摘のあった、住宅ローン減税といわれている制度を活用することなくしては成立しません。
前提として、借入金額以外の条件がすべて同じ住宅ローンで比較することとします。
①借入金利が1%未満であること
②住宅ローン減税のメリットが十分に得られること
住宅ローン減税は、最大で借入残高の1%分の税金が返ってきますので、当初の金利が1%未満であれば、支払う利息よりも返ってくる税金の方が大きくなる、ということです。
しかし、これだけでは、確実に儲かるとは限りません。
そこで、当初多めに借りた分を11年目に繰上返済し、期間短縮すると、ほぼ当初の借入条件よりも安くすることが可能になります。
繰上返済のための現金をつかわずにとっておくこと、借入金利が10年以上の固定であること、税金を十分に払っていること、など様々な細かい条件がつきますが、借りた方が確実に得をします!
ただ、重要なことは、借りすぎると問題が起きやすくなる、ということです。
①毎月返済額が増えすぎると、家計収支を圧迫する
②住宅ローン減税は、借入金額の上限があり、それ以上は対象とならない
以上のことを踏まえ、増額する場合には慎重に決めるのがよいでしょう。
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