借換えメリットについてに関する疑問ですね。
まず、フラット20にして500万円のメリットがでたというので、どのような借換えだったのか推計してみました。
【借入前】
残高2500万円、残存期間28年、元利均等返済、普通団信
当初金利:1.4%、11年目から2.1%、21年目から2.4%
【借換後】
借入金額:2575万円、借入期間20年、元利均等返済、普通団信
金利1.27%
これでメリットが約512万円となります。
残高が2500万円なので、そんなに大きな数字ではなく、一般的なレベルですね。
ただし、注意があります。
借換前の毎月返済額は89,981円、その後、97,895円、100,137円と上昇しています。
(これは、契約時にすべて確定しています。)
借換後は、一律121,550円となってしまいます。
つまり、現在の返済額から約3万円増額となってしまいます。
金利は下がったのですが、諸費用を上乗せして借りたこと、そして何より、借入期間を8年も短縮化したことが、原因です。
従って、借入残高2500万円は、一般的なレベルなのですが、借入期間短縮による毎月返済額負担が3万円増加してもたえられる家計はそう多くないので、やや一般的ではないと考えられます。
しかし、借入金額が2000~3000万円で、数百万円のメリットはとてもよくあるケースです。
このように、借入期間の短縮という荒業を使わなくても、現実的に可能なことなので、是非、試算されてみるのがよいでしょう。
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