被災されたお母様がご無事ということで何よりですが、住宅に被害がでたということで、心よりお見舞い申し上げます。
ご実家の建て直しをご希望されているということですが、住宅金融支援機構が「災害復興住宅融資」という住宅ローンを用意しています。
この融資を利用するためには、以下の4つの条件を満たす必要があります。
①災害により被害が生じた住宅の所有者または居住者で、地方公共団体から「り災証明書」が交付されている方
住宅が「全壊」していることが前提です。しかし、「大規模半壊」または「半壊」であっても、被災住宅の修理が不能または困難であることを申し出し、認められれば利用できます。「一部損壊」だと、認められない可能性があります。
②ご自分が居住するためまたは被災した親等が住むための住宅を建設または購入する方
ご本人が70才であっても、一定の要件を満たせば「災害復興住宅融資<高齢者向け返済特例>」という住宅ローンがあり、利用することができます。
また、本人ではなく、親のための住宅建設の借入は可能です。
賃貸住宅については、利用ができますが、本人の居住面積が半分以上であることが必要です。
もし、それ以上であれば、「災害復興住宅融資(賃貸住宅)」を利用することをご検討ください。
③年収に占める全てのお借入れの年間合計返済額の割合が一定の基準を満たしている方
現在、住宅ローンを利用していると、その分も合算して計算するので、基準を満たさなくなる可能性があります。
④日本国籍・永住許可等を受けている方
これは問題ないと思われます。
この災害復興住宅融資は、金利や借入期間など様々な面で優遇されています。
金利は以下の通りです。
https://www.jhf.go.jp/files/100146503.pdf
また、上記は建設を前提としていますが、補修のみであれば、「災害復興住宅融資(補修・大阪府利子補給型)」という商品を用意しています。
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