ご質問の主旨とは異なりますが、借入金は、どちらかというと一人で借りた方が、コストも比較的安く、リスク管理も簡単です。特に離婚などを想定すると、財産分与の時など所有権や借入が二人だと手続きが面倒になります。従って、二人で借りるのはなるべく避けた方がよいと考えます。
ご質問の内容を拝見させていただくと、一人でも借りられる可能性がありそうなので、まずはそこを確認しましょう。
そしてどうしても一人で住宅ローンを組めないのであれば、誰かの協力が必要です。
ここからが、ご質問の内容となりますが、二人で住宅ローンをりようする場合、主に3つの方法があります。
①一人が債務者になり、連帯保証人をつける(収入合算のみ)
②二人が別々に借入れをし、お互いがお互いの連帯保証人になる(ペアローン)
③二人で借入れをする(連帯債務)
どのタイプがよいかは、それぞれの資金計画や家庭の事情により異なるので一概には言えません。
そもそもですが、まだ配偶者の方が働いていないので、就業してからでなくては、本格的な検討ができません。収入が確定していない段階では、審査の対象にならないからです。
共働きで、最も注意していただきたいのが、配偶者の方は、お子様の出産に伴い、産休や育休や、出産後に何らかの事情で就業しなくなる可能性があることです。その収入に依存する割合をコントロールして計画を組むことが最も重要であり、②を選ぶ場合には、借入金額や借入期間の設定は慎重にすべきです。また、①、③を選択したとしても、休業中の返済が安定的にできるよう、準備が必要となります。
金銭的な面から言えば、②、③については、二人が住宅ローン減税を適用できるのに対し、①は一人しか適用できないので、②、③の方が減税額を多くできることがあります。
②は夫婦別々に契約が2つになるのに対し、①③は契約は一つとなるので、事務手数料や収入印紙が軽減されます。
上記のタイプが、金融機関によって取扱いがないこともあるので、利用希望の金融機関に問い合わせましょう。
ログインまたはユーザー登録してからコメントしてください。