銀行は、契約書に基づいて原則考えます。
一度契約した場合の解除については、制限を設けていません。契約をした際に、金利収入を期待していますが、その期待が繰上返済によって打ち砕かれても、債務者の権利として受け入れます。しかしながら、融資条件の変更は、銀行側の事情で変更することがあることが定められていますが、債務者側の事情で変更することは何も定められていません。つまり、原則できない、ということです。
銀行は、期待していた収益を、債務者の権利としての繰上返済により放棄させられるのは我慢しても、より収益性の低い契約を締結するかどうかは、銀行の自由なのです。約束をやぶる人に、そんなお人よしな契約を締結してもよい、と普通は考えません。
もし考えるとしたら、よっぽど大事なお客様に限定されるでしょう。
ショックを受けるかもしれませんが、預金取引や送金手続きをどんなにやっても、何十億円とかではない限り、優良顧客とは思われないでしょう。それは、今の銀行はお金を預かりたくないと考えているからです。住宅ローンにしても、極めて低収益な商品であることは、想像に難くないですね。そんな商品に手間と時間とコストをかけて、わざわざ収益を下げろ、といっても聞く耳をもつでしょうか。
お客様として優遇を期待するのは自由ですが、今、まさに銀行は経営が危機的な局面にさしかかりつつあることを考えれば、収益を下げろという要望は聞き入れられることはないでしょう。
他の回答者が指摘しているように、条件変更を希望する、という手もあります。それが、受け入れられることもありますが、新たに顧客となる場合の金利と比べれば、かなり劣悪な条件となるでしょう。
それが嫌であれば、我慢するか、契約を破棄して借換えするしかないのです。
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