住宅購入価格を検討されていらっしゃるのですね。
予算を検討されている点は素晴らしいと思います。
予算をたてるには、「資金をいくら調達できるのか」という観点と、「いくら調達したら、返済に問題がないか」という観点から、あわせて検討しなければなりません。
調達可能額は、「自己資金+援助金+住宅ローン」となります。
コストを下げるには、借入金額を小さくすればよいのですが、コストを下げれば下げるほど、希望となる物件は見つからないかもしれません。
また、自己資金額を大きくすれば、住宅ローンは減りますが、家計の安定性が損なわれてしまいます。手元現金を減らしすぎないことも、家計を安全に保つためには必要なのです。
いただいた、家族構成、収入、貯蓄額等である程度目安はつけられるのですが、いくら調達したら、家計にとって問題がないのか、という判断は、上記以外の情報もなければ正確な計算ができません。
例えば、家賃12万円の支払と同等の借入金額は、フラット35Sを当初1.09%、35年、元利均等返済で4190万円借りれば、ほぼその金額になります。自己資金を200万円と予定していれば、合計4390万円となります。この数字は単なる目安であり、検討の出発点でしかないのです。
毎月返済額と同等の返済額とすること自体が間違っていることが多いですし、自己資金200万円が適切であるかどうかも、わかりません。
その家計収支や、将来の支出の可能性など、様々なことを検討しなければ、借入金額の上限は計算できないのです。
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