ご質問ありがとうございます。
年収400万円で住宅ローンをいくら借りられるかというご質問ですね。
状況により、借入可能額は異なりますので、以下に2つの事例をあげさせていただきます。
また、借入限度額は、借り入れる金融機関や、住宅ローンの商品により異なりますが、今回はフラット35(2019年7月の金利)で説明させていただきます。
その他の注意事項
・金利が変われば、借入可能額も変わります
・実際に借入可能かは、借入金融機関の審査結果によります
・審査に通った場合でも、借入可能額の全額を借入できるとは限りません
・住宅購入資金の他に諸経費が掛かりますが、今回は考慮していません
・今回の計算は、他の借入金が無いという前提です
1)頭金を1割保有している場合
住宅購入金額の1割相当の頭金を出せる場合には、フラット35(融資率9割以下)の金利が1.18%となります。
年収400万円、金利1.18%、返済期間35年で借入可能額をシミュレーションしてみると借入可能額(概算)は4,012万円となります。
この前提は、4,458万円の住宅を購入し、その1割の446万円程度の頭金が用意でき、残りの9割の4012万円を借り入れるという計算になります。
実際には、その他の経費が掛かりますので、ある程度の資金的な余裕を持っておく必要があります。
2)住宅購入資金を全額借り入れる場合
住宅購入金額の全額を借り入れる場合には、フラット35(融資率9割超)の金利が1.62%となります。
年収400万円、金利1.62%、返済期間35年で借入可能額をシミュレーションしてみると借入可能額(概算)は3,738万円となります。
住宅購入金額の全額を借入する場合でも、住宅ローンの資金使途に当てはまらない費用は
手持ち資金として用意する必要があります。
年収に関する注意点について(フラット35)
フラット35の場合、年収に占める年間合計返済額の割合(=総返済負担率)が400万円を境に異なっています。
年収400万円未満 30%以下、年収400万円以上 35%以下 となります。
そのため年収が399万円か400万円かで、借入可能額がかなり差が出てしまいます。
具体的には、上記1)の場合、年収400万円での借入可能額は4012万円でしたが、年収399万円では3,430万円となり年収1万円の差で借入可能額が500万円以上も異なってしまう結果になります。
上記は、外形的な基準、参考値ですので、実際の借入時は各金融機関いよる審査で判断がなされます。
また、返済できるプランを考える必要がありますが、家族構成にもよりますが、借入可能額の全額を借り入れると返済が厳しくなるのは確かです。
収入の35%を返済に充てる必要があります。是非、手取りで再計算してみてください。
お役に立てれば幸いです。
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