ご質問いただき、ありがとうございます。
個人信用情報機関に登録されるデータは、クレジットやローンの新規申し込みの際に登録される「申込情報」、契約締結後に登録される「返済情報」「延滞情報」「クレジット情報」、利用途上の際に登録される「利用記録」で構成されています。
実際に登録されている情報は、本人からの請求により開示してもらうことができます。
以下のURLから、本人開示情報の内容を確認することができますが、想像していた情報よりも多くの情報が登録されているのではないでしょうか。是非一度、以下のURLから覗いてみては如何でしょうか。
CIC 株式会社シー・アイ・シー
https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html
KSC 一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター
https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/pcic/open/kaiji_viewpoint.pdf
JICC 株式会社日本信用情報機構
https://www.jicc.co.jp/file/kaijikoumokusetumeisyo_syosai_zentai202012.pdf
覗いてみましたか?如何でしたでしょうか?
かなり詳しい情報が登録されていますね。
この情報は、各情報機関の会員(金融機関など)が、融資申込者(本人)の同意をとって照会することができます。
次は、情報が登録されていると、融資を受けるときに不利になるかとのご質問に対する回答です。
まず、延滞情報は当然のことながら、不利になるような情報となります。
借入残高や借入件数の情報については、新たな借入が収入に見合った借入か、返済計画が立てられるかなど、を判断する情報として活用されます。
あと、質問の中にはありませんでしたが、上記のURLを見ていただいたらお分かりだと思いますが、会員照会記録という情報も登録されております。
この情報は、会員(金融機関など)が当該情報機関へ照会をした記録となります。直近の情報として、多くの照会記録が登録されていると、貸出審査のために照会した金融機関は不信感を抱くことは想像に難しくありません。融資を何度も断られているのか、まだ登録されてはいない直近で借り入れた融資があるのではないかと、心配してしまいますね。
話は変わって、奨学金に関する個人信用情報機関への登録については、質問に記載のあるように、延滞記録のみになるようです(日本学生支援機構奨学金の場合です)。
以下のURLにある「個人信用情報機関への個人情報の登録について(2008年12月5日)」という文書に、「1. 当機構での個人信用情報機関の利用方法 (1) 機構からの個人情報の提供は、延滞者に限定します。(以下省略)」と明記されています。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henko/__icsFiles/afieldfile/2016/01/07/201205jassopresskosin.pdf
今回の回答は以上となります。お役に立てたら、幸いです。
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