イオン銀行10月に10周年、ネット銀行一覧
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イオン銀行は来月(2017年10月)開業10周年を迎える。2017年3月末時点で、口座数555万口座、預金残高合計2兆5,456億円、住宅ローンを中心とした貸出金残高は1兆6,300億円となった。
イオン銀行では9月30日まで、「イオン銀行開業10周年記念キャンペーン クイズに答えて夢の世界遺産へ行こう!-10組20名さまに、10カ所から選べる世界遺産への旅をプレゼント-」を実施してる。
https://www.aeonbank.co.jp/other_service/campaign/170810_01.html
以下の内容は、ローンのことを分かりやすくお伝えする<支援LOAN(シェンロン)事務局>からの情報です。
日本のネット銀行
2000年から2001年にかけて、ネット銀行の最初のグループが開業しました、その後2007年から2008年にかけて第2グループが開業しております。 今回は、下表のネット銀行系8行について比較してみましょう。(イオン銀行とセブン銀行は、分類としてネット銀行に含まない場合があります)
ネット銀行は、スマホなどにより手軽に口座開設ができるため、複数のネット銀行に口座を持っている人も多いことでしょう。筆者は、下表のうち7行に口座を開設していて、そうのうち5口座は、様々な目的のために現在も活用しています。
皆さまも、銀行口座をひとまとめにして管理するのではなく、目的別に口座を保有しているのではないでしょうか。給与振込用口座、家計用口座、貯蓄用口座、投資用口座、振込用口座、へそくり用口座、小遣い用口座・・・などなど、様々な目的別に使い分けていることでしょう。
以下では、上のネット銀行系の8行について、各銀行のホームページの情報や実際に利用した体験も交え、特色を挙げていきます。
● イオン銀行
言わずと知れたイオングループの銀行で、近隣にイオンモールなどがあり、そこで買い物する人にとっては大変便利な銀行となります。そして、イオンカード(クレジットカード)一体型のイオンカードセレクトにより、さらに便利さがアップします。電子マネーのWAONも一体となっているためイオン系列で買い物している場合には、イオンカードセレクト一枚で用が足せます。また、イオンモールなどには銀行窓口もあるので、ネットに強くなく、イオン経済圏で生活している主婦層には最適な銀行ということでしょうか。
● じぶん銀行
東京三菱UFJとKDDIが折半で出資しているため、使用している携帯のキャリアがauの場合は利便性が良い銀行です。ホームページにも「auユーザーでよかった。そう思っていただける銀行です。」というメッセージが載っています。また、スマホアプリで利用できる「AI外貨予測」を提供していており、AIが予測する通貨は、米ドル・ユーロ・豪ドル・ランド・NZドルの5通貨となっています。(当然このアプリを活用して投資した結果については自己責任です。ですが、銀行としては、結構大胆なことをしています!)
● ジャパンネット銀行
ヤフーが出資しているため、ヤフーとの決済連携サービスが充実しており、Yahoo!を活用している人にとっては便利な銀行です。多くのネット銀行が住宅ローンを収益源にしているなか、ジャパンネット銀行は住宅ローンを取り扱っておらず、小額決済業務に力を入れております。ジャパンネット銀行は、最も開業時期が早いネット銀行であり、設立時の主要株主が都市銀行のさくら銀行、さらにIT企業である富士通も出資していたことから、インターネット技術を活用したネット銀行の先駆者的な役割を果たしたと推察されます。
● 住信SBIネット銀行
SBIホールディングスが出資しているため、SBI証券口座の買付余力に自動的に反映される「SBIハイブリッド預金」など、SBI証券との連携が充実しています。また、今年の9月19日から、FinTech企業であるマネーフォワードが提供する自動貯金サービスの「しらたま」と更新系APIを用いた連携を開始しています。
● セブン銀行
全国のセブンイレブンをはじめとし様々な場所に23,368台(2017年3月末現在)のATMが設置されています。そのATMの年間利用件数は796百万件で、そのうちの提携金融機関からのATM受入手数料は1,037億円となり、経常収益の92%を稼ぎ出しています。ATMインフラビジネスで収益を上げているセブン銀行が、今後のキャッシュレス時代にどのようなサービスを展開するか、期待が持てます。
● ソニー銀行
SONY大好き人間なら、ソニー銀行を使うでしょう。最近の話題では、東京駅前の八重洲にあった住宅ローン向けの有人店舗が、9月1日に銀座(GINZA PLACE)の「CONSULTING PLAZA(コンサルティングプラザ)」に移転しました。ネット銀行も、お客様といかに効率的にネット以外のコミュニケーションを行うか、様々な工夫をされています。
● 大和ネクスト銀行
大和証券とセットで使う銀行といっても過言ではないような銀行です。大和証券で投資をしている人が口座を開設すると、かなり便利に活用できます。大和証券に口座を持っていれば、是非大和ネクスト銀行にも口座を開設してみてください。
● 楽天銀行
ネットで検索すると、楽天銀行とともに「旧イーバンク銀行」と表示されているように、設立当初は独立系のイーバンク銀行でしたが、楽天からの出資を受け2010年に楽天銀行へ商号変更しています。個人向けサービスも充実していますが、ネット銀行の中では最も、法人向けサービスに力を入れている銀行ではないでしょうか。以前は、起業したらまずは信用金庫・信用組合で口座を開設して、数年たったら銀行で口座開設するパターンでしたが、今では起業直後にネット銀行で口座開設が可能です。
今後のネット銀行
過去、ネット銀行は、店舗網を持たないうえに、すべてのサービスを実施せず得意なサービスに特化することで、低コストで便利なサービスを提供してきました。近年は、ブロックチェーンや銀行APIなどの新しい技術により、FinTech企業が台頭してきています。ネット銀行が自らFinTech技術を取り入れた独自にサービスを展開するのか、新興FinTech企業と提携してサービスを拡大していくのか、今後はどのような展開になるのでしょうか。また、ネットによるサービスだけではなく、代理店を活用した簡易店舗網の構築や、ATMの高度化による新しいサービスなども期待されます。
支援LOAN(シェンロン)事務局からでした。次回をお楽しみに!
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