10月7日から、リクルート住まいカンパニーが運営する全国の「スーモカウンター新築マンション」で、「楽天銀行LGBT住宅ローン」の案内を開始する。この住宅ローンは、WEBや郵送のみでの申し込みはできず、「スーモカウンター新築マンション」での新築マンション購入者限定の住宅ローンとなる。 「楽天銀行LGBT住宅ローン」は、法的な婚姻関係にないLGBTのカップルが、共に居住するための住宅を共同で建築または購入する資金を連帯して借りたいというニーズに応えた商品となっている。

ソース：https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/lp/lgbt-homeloan.html 　　　　http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2017/10/counter-rakutenlgbt.html

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  以下の内容は、ローンのことを分かりやすくお伝えする＜支援LOAN（シェンロン）事務局＞からの情報です。

  ♦LGBTについて

LGBTは、Wikipediaによると、以下のように説明されています。 「LGBT（エル・ジー・ビー・ティー）または GLBT（ジー・エル・ビー・ティー）とは、女性同性愛者（レズビアン、Lesbian）、男性同性愛者（ゲイ、Gay）、両性愛者（バイセクシュアル、Bisexual）、トランスジェンダー（Transgender）の各語の頭文字をとった表現である。LGBTという言葉は性の多様性と性のアイデンティティからなる文化を強調するものであり、性的少数者と同一視されることも多いが、LGBTの方がより限定的かつ肯定的な概念である。」

 また、渋谷区では、「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」に基づき、男女の人権の尊重とともに、「性的少数者の人権を尊重する社会」の形成を推進しており、パートナーシップ証明を発行しています。パートナーシップ証明は、法律上の婚姻とは異なるものとして、男女の婚姻関係と異ならない程度の実質を備えた、戸籍上の性別が同じ二者間の社会生活における関係を「パートナーシップ」と定義し、一定の条件を満たした場合にパートナーの関係であることを証明するものです。

♦楽天銀行LGBT住宅ローンについて

一般の住宅ローンでは、連帯債務者となって収入合算できる人は、申込者の直系親族または配偶者となります。フラット35などでは、配偶者として、婚約者または内縁関係にある人も認められております。

今回の「楽天銀行LGBT住宅ローン」は、連帯債務者となって収入合算できる人が、法的な婚姻関係にないLGBTのカップルに限定した商品となっています。また、自治体が発行するパートナーシップ証明書の提出が不要です。 楽天銀行の一般向けの住宅ローンとの違いとして、融資手数料は融資金額×2.16％（税込）と定率型となっていることと、SUUMOカウンターを経由した新築マンション購入者限定となっていることを挙げておきます。

♦ほかのLGBT向け住宅ローン

LGBTの方でも、申込者一人で住宅ローンを借り入れる場合には、LGBT向けの住宅ローンを選択する必要はありません。LGBTの方が、同居のパートナーを連帯債務者として収入合算し、住宅ローンを借り入れることができるものが、LGBT向けの住宅ローンです。 LGBT向けに住宅ローンを用意している金融機関としては、楽天銀行のほかに、みずほ銀行があります。みずほ銀行では、楽天銀行が不要としているパートナーシップ証明書の提出が必要となり、パートナーシップ証明書を発行している自治体が渋谷区等に限られているため、自ずと利用者も限定されてしまいます。
 このように、金融機関の住宅ローンの世界でも、LGBTへの取り組みは緒に付いたところです。他の民間企業でも、携帯電話の家族割りや航空会社のマイレージ共有など、少しずつではありますが、適応が進められております。反面、国や自治体の制度的な対応については、時間を掛けてゆっくりと進めていくことになるでしょう。

  支援LOAN（シェンロン）事務局からでした。次回をお楽しみに！

 

～～　おまけ２　～～

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シェンロン記念日

 

～～　前号の おまけのもと　～～

 

百人一首（ちくま文庫） [鈴木日出男]

天の原
ふりさけ見れば
春日なる
三笠の山に
出でし月かも
（阿倍仲麻呂）

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