MBA住宅ローン申請指数と住宅ローン借換シェア
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米抵当銀行協会(MBA)から、2017年10月6日までの週の週刊住宅ローン申請調査結果が公表された。米国内の住宅ローン申請件数の指標であるMBA住宅ローン申請指数は、1週間前から季節調整後ベースで2.1%減少した。また、借り換え指数は前週より4%低下した。
以下の内容は、ローンのことを分かりやすくお伝えする<支援LOAN(シェンロン)事務局>からの情報です。
●MBA住宅ローン申請指数
MBA住宅ローン申請指数とは、米抵当銀行協会(MBA:The Mortgage Bankers Association)が毎週水曜日に発表している、個人の住宅ローンの申請件数の指標です。1990年3月16日を100とした指標となっています。申請件数のため、一人で複数個所に申請している場合は複数件としてカウントされ、また、新規購入時の住宅ローンだけでなく、住宅ローンの借り換えも含まれています。
●米国での住宅ローンに借り換えが占める割合
米抵当銀行協会(MBA)からは、住宅ローン申請総件数に占める住宅ローン借り換えの割合も公表されております。10月6日終了週の借り換えが占める割合は、前週の50.1%から49.0%に減少しました。 過去10年以上にわたる米国での、住宅ローン申請総件数に占める借り換えの割合は、最低値が40%程度となっており、日本と比較してかなり高い数値で推移しております。
●日本での住宅ローンに借り換えが占める割合
日本での住宅ローンの新規貸出額全体に占める借換え向けの割合を見てみましょう。 参考にするのは、「平成28年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書 (平成29年3月国土交通省 住宅局)」という資料ですが、こちらの資料は件数ではなく、金額により集計されております。
平成27 年度の借換え向け新規貸出額は22,707 億円であり、平成26 年度より2,050 億円減少している。経年集計では、平成27 年度の新規貸出額全体に占める借換え向けの割合は15.2%と前年度より2.5 ポイント減少している。
米国と日本との金利情勢が異なるうえ、集計方法も異なることから単純な比較はできませんが、借り換えシェアは米国に比べてかなり低い値と推定されます。 また、借り換えシェアに関係があるとは一概には言えませんが、米国では住宅ローンブローカーが活躍しているという事情があります。
日本では制度面の違いもあり、住宅ローンを取り巻く環境は少し異なっております。 日本では、住宅ローンを専門に扱っているファイナンシャルプランナーの数はまだ少ない状況です。借り換えだけを専門に取り扱っているファイナンシャルプランナーもいますが、住宅を購入したり建築したりするときから相談にのってくれるファイナンシャルプランナーも活躍の場を広げております。
手続が面倒で借り換えのメリットがあるのに放置されているかたは、面倒な住宅ローンの借り換え手続などを支援してくれる住宅ローンの専門家にアドバイスをもらいながら、借り換えの検討してみてはいかがでしょうか。
支援LOAN(シェンロン)事務局からでした。次回をお楽しみに!
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“MBA住宅ローン申請指数と住宅ローン借換シェア” に対して1件のコメントがあります。
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米国で、refinance≒借り換えが盛んなのは、cash-in-refinanceやcash-out-refinanceがあるからでしょうか。