住宅ローン入門講座 「いろはにシェンロン」(ろ) 住宅ローンは誰でも借りられますか?
お馴染みの「住宅ローンはシェンロン」が提供する 住宅ローン入門講座「いろはにシェンロン」は、正確さは二の次、素人が「なんとなく住宅ローンを理解」できることを第一の目的にしています。
なるべく簡単に説明するため、細かい説明などは省略していますので、「なんとなく住宅ローンを理解」できたら、市販されている住宅ローンの書籍など用いて、更に理解を深めてください。
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住宅ローンは誰でも借りられますか?
住宅ローンは住宅を購入するために、大きな金額を借りて、毎月少しずつ返済していく仕組みです。
そのため、毎月の返済をするための一定額以上の定期的な収入がある人でなければ、住宅ローンを借りることは出来ません。普通は、毎月の収入から、毎月の生活費を引いた残りの額から、毎月の返済額を捻出することになります。
また、大きな金額を借りて、毎月少しずつ返済する仕組みのため、返済が長期間に及びます。そのため、住宅ローンを借りるときの年齢に制限が出てきます。ある銀行のルールでは、「借入時満20歳以上満70歳の誕生日までの方で、完済時満80歳の誕生日までの方」となっております。
一般的に、住宅ローンは高額の借入となります。収入が年金のみの方が住宅ローンを返済していくことは、かなり無理があるのではないでしょうか。サラリーマンの場合には、定年退職の時期までに、住宅ローンを完済するような借り方が妥当でしょう。
また、収入を得るための仕事を続けていけるように健康でなければなりません。
大きな怪我をしたり、病気になって働けなくなったりしたら、住宅ローンの返済が出来なくなります。そのようなときに保険でカバーできるように、民間の銀行等では、「当行指定の団体信用生命保険に加入できる方」というような条件がついている場合がほとんどです。
住宅ローンはどこで申込みをすればいいですか?
前回の「『いろはにシェンロン』の(い) 住宅ローンはどこで取り扱っていますか?」で説明しましたが、住宅ローンを取り扱っている金融機関で申込みをしてください。
ですが、申し込む前に、どこの銀行の住宅ローンがよいのか、どのような金利の種類の住宅ローンがよいのかについて、十分に検討をするほうがよいでしょう。
住宅ローンは、借りる金額も大きいですし、借りる期間も長いので、少しの金利の違いが、大きな金額の違いになります。
借入れの当初数年だけ金利が低く、以降は金利が上がるような住宅ローンもあります。住宅ローンの選択は、少しぐらい面倒でも、しっかり検討することに値するものです。
住宅ローンを借りるときの審査とはなんですか?
銀行側にしてみれば、住宅ローンは貸したら、返してもらわなければいけません。住宅ローンを借りに来た人が、しっかりと返してもらえるかを審査します。
また、万が一、返してもらえなかったときに、担保である土地と建物を処分すると、どの程度の金額になるかを審査します。
また、稀にですが、返すつもりもないのに住宅ローンを借りて、踏み倒してしまう人がいますので、そのような詐欺または詐欺まがいのことに引っかからないようにする必要もあります。
住宅ローンの審査には、個人信用情報機関を使って、その人の借入れ状況を調べることも含まれます。住宅ローン以外のローンを借りているか、いままで延滞せずにクレジットカードやローンの返済をしていたか、というようなことを調べます。
住宅ローンの申込書に、「現在の借入」などの記入欄があります。借入れる人の気持ちになると、他に借金があると審査が通りにくくなりそうで、正直に申告したくないのですが、審査のときに行なう個人信用情報機関への紹介により判ってしまいます。
他に借入がある場合には、正しく(正直に)申告しましょう。
審査に 勤務先は関係ありますか?
はっきり言って、勤務先は、住宅ローンの審査に大きな影響があります。
安定しているといわれている一部上場企業でも、業績悪化によりリストラなどが行なわれていますので、一部上場企業とか大手企業だから定年まで安定して働くことが出来るというわけでもありません。そうは言っても、現時点では、将来にわたり安定した収入を得られるかということに対して、勤務先が重要な要因になっていることは間違いありません。
将来、雇用の流動化が進んで、勤務先よりもその人の実力が重視されるときが訪れるかもしれません。どのように実力を測るのでしょうか、興味深いですね。
審査に年収は関係ありますか?
住宅ローンの審査に、年収は大いに関係があります。
まず、住宅ローンを借りるときの返済負担率(総借入額/年収)が決められている場合があります。金融機関により異なり、公表されていない場合もありますが、フラット35という住宅ローンでは、年収400万円未満だと30%以下、年収400万円以上だと35%以下という基準が設定されています。
また、不相応に高額の年収がある場合など、その年収が長続きしないのではないかと判断されてしまう場合もあります。
個人事業主でも借りられますか?
個人事業主でも住宅ローンは借りられます。
一般的に、給与所得者(サラリーマン)と比べて、個人事業主は収入が不安定だと見られていますので、住宅ローンの審査が厳しくなるのは確かでしょう。
最近では民間の銀行なども個人事業主向けに住宅ローンを貸していますが、公的な(独立行政法人)住宅金融支援機構のフラット35は、個人事業主でも審査が通り易いといわれています。
出来れば、ある程度の頭金を蓄えてからのほうが、住宅ローンを借り易くなるのではないでしょうか。
以上で、「いろはにシェンロン」の(ろ)を終了します。内容を十分にご理解いただけたでしょうか。
よく理解できなかったことは、住宅ローンのQ&Aサイト「教えてシェンロン」で質問できますので、是非お試しください。
では、次回「いろはにシェンロン」の(は)で、お会いしましょう!
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“住宅ローン入門講座 「いろはにシェンロン」(ろ) 住宅ローンは誰でも借りられますか?” に対して1件のコメントがあります。
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住宅と三保の松原、どちらも遺産ですね。
https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=336