生活費や小遣いを増やそう!(その1) 住宅ローンの見直しで
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時の政権は、労働者の給料を増やすような政策を掲げておりますが、その成果を実感できるようになるのはかなり先のことかもしれません。みなさまもご承知の通り、黒田日銀総裁が2013年に掲げた物価上昇率2%は、6度に渡り目標達成時期が先送りされております。
みなさまの普段の生活では、いまの収入でなんとか遣り繰りするために、様々な節約に取組んでいることでしょう。家計を預かっている人は、無駄な出費をなくして、少しでも家計を改善するために努力していることと思います。小遣い制となっている世のお父さんも、少しでも小遣いを増やすための努力に日々取り組んでいることでしょう。
節約に取組むときには、なるべく効果があるものから取り組むことが大切ですが、得てして、やりやすいもの、簡単なものから取り組んでしまいます。節約をしないよりも、節約をしたほうがよいのですが、逆作用も考えると、やはり効果的な節約に取組んでいく必要がありそうです。
一度の努力で長期的に効果があるもの
節約の効果が一度で終えてしまうものより、何度か継続して節約効果がでるものに取組みましょう。できれば、一度の努力で、長期的に効果が持続するものが望ましいですね。
例えば、電気料金の見直し。電化製品のスイッチをこまめに切ったりする日々の努力も必要ですが、電気料金の基本契約(契約アンペア数)の見直し、電力自由化による電力会社の見直しなどを行い、毎月の電気料金を見直してみましょう。
保険を見直して、必要なものに切り替える。何かあった時に備える費用と、現在の生活レベルのバランスを考えることが必要ですが、この辺りは、ファイナンシャルプランナーが活躍している分野ですので、興味のあるかたは相談されたらいかがでしょうか。医療保険などの見直しに関することなどは、最近よく耳にする話題です。
後ほど説明しますが、住宅ローンの見直しも、一度の努力で住宅ローンの支払期間に長期的に効果が持続するものです。
ストレスがあまりないもの
新たに節約に取組むときには、トータルとして生活が向上するような方向で進めるようにすることが大切です。節約することがストレスになって、無駄遣いのような反動が起こったり、生活自体が楽しくなくなったり、家族の関係がギクシャクしてしまうと、なんのための節約なのか分からなくなってしまいます。
極端な話をすると、夫の小遣いを減らして貯金に充てたとしましょう。夫とよく話し合って、夫からの(心からの)提案で始めたのであれば、家族にとって明るい将来が期待できるでしょう。しかしながら、夫の満足が別のところにあったならば、数年後に貯金よりも高額な消費者ローンの残高が積みあがっているかもしれません。
ストレスなく取り組めるものとしては、効果が目に見えるもので、ゲーム感覚で取り組めるものもお勧めです。
「自分へのご褒美」には注意
頑張った「自分へのご褒美」という言葉をよく目にしますが、「自分へのご褒美」というのは、頑張ったからご褒美として「贅沢」してもいいよね!ってことですよね。それだけではないのでしょうが、節約からすると「贅沢」は敵です。
節約の目的が「贅沢」である場合には、「自分へのご褒美」をしても、なんの問題もありません。しかし、節約の目的が貯金のような将来の余裕資金が目的であった場合に、「贅沢」はマイナス効果でしかありません。「自分へのご褒美」が必要になってしまう原因を考えてみると、節約をしている過程で多くのストレスが掛かっているからと思います。 ここでも、ストレスが無いように節約に取組むことが大切だといえます。ストレスが無いように多少の「息抜き」は必要ですね。そうです、「自分へのご褒美」と「息抜き」の違いを説明するのは将来の課題としましょう。
家族への投資は大切です
家計の見直しをするときには、家族への投資である教育費的なものは削りすぎないように十分に考えたうえで取り組みましょう。豊かな生活を送るためには、家族への投資は必要なことですが、教育費にしても、お金を掛ければいいのかということではありませんので、中身を十分吟味する必要があります。
まず、お子様のお稽古や塾の費用です。お稽古代だけなら良いのですが、お稽古を継続するうえで必要となる費用が問題となることがあります。お稽古事をすれば、道具や、発表会などにも費用が掛かりますので、親の見栄などにより高額にならないように注意しましょう。お稽古していることが豊かな生活であるともいえます。子供が楽しんでお稽古ごとに取組んでいるのであれば、それだけで幸せな生活といえるでしょう。
つぎは、夫への投資です。夫が会社員だとしたら、会社である程度は出世するとか、不要な社員とならないようにすることは家族にとってかなり重要なことです。どのように投資するか答えはありません。が、予算だけは確保したいものです。使途不明金にならないことを祈って。
最後は、妻への投資です。共働きの場合には、妻への投資は夫への投資と同じです。子育て中などで、現在は専業主婦である場合には、将来の仕事への復帰のために投資しておくことは大変重要なことと思います。子育てをしながら、または子育てを終えた女性が、社会で活躍するための準備は大変意義あることではないでしょうか。
やっぱり、住宅ローンの見直し
将来への投資をするためにも、家計の見直しは大変重要なことです。ここからは、住宅ローンの見直しが、いかに効果があるかを説明したいと思います。
一つ目として、住宅ローンの見直しは、一度おこなうと将来の返済期間わたり効果があります。残りの期間が20年の住宅ローンの借り換えにより、毎月の返済額が1万円減額できたなら、20年間にわたり1万円の節約効果があることになります。
二つ目として、住宅ローンの借り換え手続きは一度きりです。住宅ローンの借り換えは面倒な手続きを伴いますが、自分で手続することも可能ですし、住宅ローンの専門家の支援を受けて確実に安全に手続することも可能です。
三つ目として、住宅ローンの借り換えにより、何かを我慢しなくてはならないとか、将来の投資を控えることにはならいいということです。
このようなことから、住宅ローンを返済中のかたには、家計の見直しの一環として、住宅ローンの見直しに取組まれることをお勧めします。
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