＜賃貸or所有＞ 住宅を借りるか買うか （その３） 夢のマイホーム 地獄の住宅ローン
賃貸住宅に住むのがよいか、自分の住宅を手に入れるのがよいか、さて、どちらがよいでしょうか。現在の住まいが賃貸住宅の場合、何かの機会のたびに、このまま賃貸住宅に住み続けるのか、分譲マンションや戸建住宅を購入するのかで、悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。賃貸か所有かについて、前回は老後のことを中心に考えましたが、今回は損か得かということよりも、夢のマイホームについて考えてみましょう。
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夢のマイホーム
今の若い方にとって、「夢のマイホーム」という言葉は、少し古めかしく感じるでしょうか？昭和40年代後半に流行った歌に、「♪ もしも私が家を建てたなら小さな家を建てたでしょう」という歌詞がありました。当時は小さくてもいいから自分の家を建てるのが庶民の夢だったのではないでしょうか。幸せな家庭の延長線上にマイホームがあった時代でした。
1990年頃にバブル経済が崩壊し、右肩上がりの経済成長は終わりを告げました。土地は必ず上がるという時代ではなくなりました。そして、少子高齢化が進み、人口減少の時代に突入し、今では、住宅が余ると言われています。
そのような現代でも、やっぱり「夢のマイホーム」を建てたい気持ちには変わりないでしょう。
地獄の住宅ローン
「夢のマイホーム」と「地獄の住宅ローン」は、なぜかセットで語られることが多いですね。「夢のマイホーム」を手に入れたときから、「地獄の住宅ローン」が始まるということでしょうか。
それでも、今現在、多くの人々は住宅ローンを借りてマイホームを手に入れています。住宅を購入するときに、余裕のある資金計画を立てていれば、大幅な収入減がない限り問題が起こることは少ないでしょう。
しかしながら、少しでも希望に沿った家を建てるために、少しでも多くの借入れをしたくなるのが人情です。
あなたの相談相手はどなたですか？
住宅ローンの資金計画を立てるとき、あなたの相談相手はどなたですか？工務店の社長ですか、マンションの販売員ですか、ハウスメーカーの営業マンですか？よい住宅を購入したり、よい家を建てたりするときの相談相手と、確実で安全な資金計画を立てるときの相手は異なります。
では、資金計画を立てるときの相談相手は、お金を貸してくれる銀行員がよいのでしょうか？銀行員に相談するのは、必要な資金を借りられるかという相談です。銀行もお金を貸して、貸したお金に利子を付けて返してもらうのが商売ですので、あなたがどれだけ苦労して返済しなければならないかについては、あまり考えてくれません。
幾らぐらいの家を購入して、頭金をどの程度支払って、どのように返済していくのがよいのかという、住宅ローンの資金計画や返済計画を立てるための相談は、住宅ローンを専門にしているファイナンシャルプランナーなどが最適ではないでしょうか。できたら、有料でサービスしている住宅ローンの専門家がよいでしょう。無料でサービスしている場合は、なぜ無料でサービスが成り立つか聞いてみてください。無料でサービスしてくれる理由が納得できれば問題ありません。資金計画の相談に必要なひとは、あなたの側に立って、一緒に将来の心配をしてくれるひとです。
夢でもなく地獄でもなく
住宅を買うのがよいのか、借りるのがよいのかという話に戻りましょう。でも、その前に、マイホームを建てることが人生のなかでの大きな目標であるのなら、無理をしてでもマイホームを手にいれるべきです。その人の人生の中で大切なことを実現する、そのための苦労は地獄ではなく、もしかしたら喜びかもしれません。
賃貸か所有か
「賃貸か所有か」ということで悩んでいるのであれは、無理して住宅を購入しないで、賃貸住宅に住んでいるのが正解かもしれません。
また、賃貸と所有では金銭的にどちらが得かということで判断しようとしているのであれば、自分が住む場所を投資対象として考えていることなので、地価の予測は難しいですが、儲かりそうな試算がでれば購入すればよいと思います。
そして、「マイホームがほしい」と強く望むのであれば、悩まずに、しっかりと計画を立ててマイホームを手に入れましょう。マイホームの実現のために、楽しんで努力しましょう。ある意味、マイホームのための節約生活は、ゲームのように楽しくなるかもしれません。
～ おまけ２７ ～
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～～ おまけ２６のもと ～～
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